【速報】斎藤知事きょう‟運命の本会議”で不信任決議案可決へ 朝から傍聴希望者も

AI要約

兵庫県の斎藤知事に対する不信決議案が提出され、知事は辞職か議会の解散を迫られる状況にある。

兵庫県の公館では傍聴希望者が訪れ、不信任決議案の可決が注目されている。

告発文書をきっかけに知事の疑惑が浮上し、第三者委員会が調査を進める中、知事は続投を示唆している。

【速報】斎藤知事きょう‟運命の本会議”で不信任決議案可決へ 朝から傍聴希望者も

 兵庫県の斎藤知事の一連の疑惑をめぐり、19日午前11時から始まる兵庫県議会で、知事への「不信決議案」が提出されます。本会議が開かれる兵庫県の公館には、朝から傍聴を希望する人が訪れています。決議案は86人の議員「全員」が賛成し可決される見通しで、可決されれば斎藤知事は辞職か議会の解散を迫られることになり、その決断が注目されます。

 午前11時から本会議が開かれる兵庫県の公館には、3時間前の午前8時の時点で、既に傍聴を希望する人が訪れています。県によりますと、本会議の一般用の傍聴席は70席で、午前10時に先着順で傍聴券が配布されるということです。9時から並んでいいるという、神戸市在住の70代の男性は、「県議会の歴史の中で歴史的な日になるだろうと思ってきた。県知事の不信任決議はざらにあるものではないからこの目で見届けたい」と話しました。

 兵庫県の元幹部職員が作成した告発文書に端を発した、斎藤知事のパワハラなどの疑惑をめぐっては、9日に兵庫県議会・第二会派の「維新」が、12日に兵庫県議会の最大会派「自民」のほか、「公明」、「ひょうご県民連合」、「共産」、無所属議員が辞職を求める申し入れを行い、県議86人全員から「辞職要求」される‟異例の事態”となっています。

 その後、各会派は19日の本会議初日に知事の不信任決議案を提出する方針を固め、不信任案は可決される見通しとなっています。可決されれば知事は「辞職」か、「議会の解散」かを選ぶことになります。

 18日には、元裁判官などの弁護士6人による「第三者委員会」が初会合を開き、告発文に書かれた知事によるパワハラやおねだりなどの「7つの疑惑」のほか、告発後の元局長をめぐる県の対応が「公益通報者保護制度」に違反しているかについても調査する方針を示しました。第三者委員会は、今年度末までに調査報告書と提言をまとめたいとしています。

 第三者委員会・藤本久俊委員長

 「できるだけ迅速にかつ広範囲に、可能な限りの資料をいただいて調査を尽くしてまいりたい」

 一方、渦中の斎藤知事は18日、記者団の取材に対し「不信任決議案があした出される状況ですけど、私の思いとしては、変わらず与えられた任期4年間をやりきるという思いに変わりはありません」と述べ、知事を続投する考えを示しています。本会議での不信任決議案は、19日夕方ごろに可決される見通しです。