引退表明の競泳・大橋悠依、集大成のレースで万感の笑顔 優勝ならずも晴れやかなラスト 佐賀国スポ

AI要約

滋賀の大橋悠依選手が国民スポーツ大会の競泳で2位に輝く

大橋選手はパリ五輪にも出場し、今大会が引退レースとなる

大橋選手は4泳法をこなすタフな選手として活躍し、感謝の拍手に包まれる

引退表明の競泳・大橋悠依、集大成のレースで万感の笑顔 優勝ならずも晴れやかなラスト 佐賀国スポ

 佐賀県が舞台となる第78回国民スポーツ大会は14~16日の3日間、競泳が行われた。初日の成年女子200メートル個人メドレー決勝に滋賀の大橋悠依選手(28)=イトマン東進、彦根市出身=が出場し、2分12秒03で2位となった。2021年東京五輪で2冠に輝き今夏のパリ五輪にも出場した大橋選手は、今大会を最後に一線を退く意向を明らかにしていた。集大成の大会で優勝はならなかったが、レース後は万感の表情で観客席に向かって手を振った。

 大橋選手はこの日の予選を全体2位で通過。8人による決勝は、同じくパリ五輪日本代表の松本信歩選手(早稲田大、東京)との一騎打ちになった。最初のバタフライで2位につけると、得意の背泳ぎで抜群の推進力を発揮して先頭に。3種目目の平泳ぎで逆転されたが、最後の自由形で食らいついて1・5秒差の2位で終えた。

 4泳法を連続して泳ぐタフな種目に挑み続け、近年は日本競泳界をけん引する存在となった。国スポは2019年茨城大会以来、5年ぶりに滋賀の一員として出場した。ゴールすると会場全体からねぎらいの拍手が沸き起こり、大橋選手も晴れやかな顔でラストレースをかみしめていた。