ビーチバレー少年男子 長崎県勢初の決勝進出! 第78回国民スポーツ大会

AI要約

第78回国民スポーツ大会「SAGA2024」で長崎県勢が初の決勝進出を果たし、競泳やカヌーでも好成績を収めた。

ビーチバレー少年男子の園田・梶山組が決勝進出を果たし、日本一へ向けて最後の一勝に挑む。

園田・梶山組は準決勝で岡山を破り、最後は対戦相手愛媛との決勝に意気込む。

ビーチバレー少年男子 長崎県勢初の決勝進出! 第78回国民スポーツ大会

 第78回国民スポーツ大会「SAGA2024」は16日、佐賀、鹿児島県で4競技が行われ、長崎県勢はビーチバレー少年男子の園田柊弥・梶山剛大組(鎮西学院高)が準々決勝で和歌山を2-0、準決勝で岡山を2-0で倒して決勝に進んだ。県勢の決勝進出は初めて。

 競泳成年男子50メートル自由形の森山遼(福岡大)は22秒55の県新記録で4位入賞。カヌー成年男子ワイルドウオーター・カヤックシングル(K―1)スプリントの寺島崚一郎(諫早市役所)は5位に入り、1500メートルと合わせて2種目入賞した。

 準決勝に臨んだローイング勢は、少年女子シングルスカルの田中真緒(大村高)、少年男子ダブルスカルの梶〓(fa11)悠志郎・西村南一紀組(同)が、いずれも組1着で4艇による決勝に進出。成年女子シングルスカルの中山彩花(チョープロ)は組2着で5~8位決定戦へ進んだ。

 17日は佐賀県内各地でビーチバレーとローイングの2競技を実施する。

◎夏に続く日本一へ あと1勝

 2度目の日本一へ、あと1勝に迫った。ビーチバレー少年男子の園田・梶山組(鎮西学院高)が、8月の全日本高校選手権を制した実力をいかんなく発揮。準々決勝は和歌山、準決勝は岡山を相手に苦戦はしたが、1回戦から1セットも落とさずに決勝に勝ち上がった。

 雷雨の影響で1時間以上遅れて始まった準決勝。第1セットは中盤以降、先行を許す苦しい展開になった。梶山のスパイクが立て続けにブロックされ、サーブミスなどもあって13-16。流れは岡山に傾いていた。

 ただ、2人は冷静だった。「いつも通り」を意識。持ち味のレシーブを高めに上げる。しっかり助走してたたく。徐々に差を詰めて逆転し、最後は22-21のセットポイントで園田がサービスエース。競り合いを制して勢いに乗った。

 第2セットは園田の強打、梶山のスパイク、相手の位置を見極めたショットなども次々と決まり、相手のミスも誘って一気に14-7。その後も流れは渡さず、マッチポイントから梶山が豪快なスパイクで勝負を決めた。

 決勝は長身選手をそろえた愛媛と対戦。戸田監督(鎮西学院高教)は「自分たちを信じてやっていくだけ。何とかあと一つ」と期待を込める。園田は「満足せずに、自分たちのプレーをして絶対に勝てるように頑張る」、梶山は「相手は高いところから打ってくるが、しっかり打ち合いを制して勝ちたい」。大会前から「もう一度日本一を」と目標を掲げていた2人。有言実行の頂点へ駆け上がる。