鈴木聡美、地元・福岡の世界選手権からパリ五輪まで駆け抜けた1年「とても充実していた」【国民スポーツ大会】

AI要約

国民スポーツ大会・競泳で33歳の鈴木聡美が貫禄の泳ぎを披露。

鈴木聡美は泳ぎを通じてチームに貢献し、満足感を示す。

福岡での世界選手権をターニングポイントとし、目標の日本記録更新を目指す鈴木聡美。

鈴木聡美、地元・福岡の世界選手権からパリ五輪まで駆け抜けた1年「とても充実していた」【国民スポーツ大会】

 ◆国民スポーツ大会・競泳(16日・SAGAアクア)

 成年女子400メートルメドレーリレーで第2泳者を務めた33歳の鈴木聡美(ミキハウス)=福岡県遠賀町出身=が貫禄の泳ぎを披露した。

 「5秒台を出して後の選手に貯金を作ってあげたかった」と前半から飛ばし、1分6秒05の好記録で6番手から2番手に順位を上げた。チームは4位で表彰台を逃したものの「今後へ楽しみな結果になった」と充実した表情を見せた。

 パリ五輪後初のレースは個人とリレーの2種目に出場し、泳ぐたびにタイムが上がった。「今後のために体を壊す作業をしている中で、ここまで記録を伸ばせたのは大健闘」と満足している。

 昨年7月に福岡での世界選手権で自己記録を更新し「あれがターニングポイントだった」。パリまで駆け抜けた1年間を「とても充実していた」と振り返る。故郷で糧を得て進化につなげたベテランは、目標の日本記録更新へ今後も進化を続ける。(前田泰子)