「太鼓たたくとはねる」三雲南こども園 初の体験会、日本文化触れる 三重・松阪

AI要約

松阪市の三雲南こども園で和太鼓体験会が開催され、園児らが楽しく和太鼓演奏を体験した。

年少の園児たちはリズムに合わせて太鼓の響きを楽しみ、年長の園児たちは太鼓を打ちながらゲームに参加し、楽しんだ。

園児たちは和太鼓を通して日本文化に触れ、太鼓の皮の由来や太鼓のリズムに興味を持ち、楽しみながら学んだ。

「太鼓たたくとはねる」三雲南こども園 初の体験会、日本文化触れる 三重・松阪

 三重県松阪市小津町の市立三雲南こども園(稲垣恵理園長、166人)は17日午前10時から同園で、松阪市を中心に活動する和太鼓グループの響座いなせ組の和太鼓演奏者・松本仁美さん(28)と同・康太郎(24)さんを迎えて、初めて和太鼓体験会を行った。園児らはリズムを取るなどして太鼓の響きを体で楽しんだ。

 

  和太鼓の演奏を通して、日本文化に触れてもらいたいと、いなせ組に協力を依頼し、和太鼓鑑賞と太鼓打ち体験を実施した。

 最初に全園児に向けて、太鼓演奏の鑑賞会が行われると、年少の園児らは立ち上がってリズムに合わせて跳びはね楽しんだ。

 仁美さんが「太鼓の皮は何の皮?」と質問すると、キリン、ゾウ、トラ、カバなどの答えが返り、正解はウシであることが伝えられると驚く様子や納得する姿などが見えた。

 実際に太鼓を打ってみるコーナーでは、年長の47人が2人1組で順番に太鼓の前に立ち、康太郎さんが打つ太鼓のリズムをまねをしてたたいた。康太郎さんがくるりと1回転して太鼓を打つと、園児らも同じように回り、ばちで力強く太鼓を鳴らした。

 また、8張り並んでいる太鼓をたたきながらゴールを目指すゲーム「どんどんぐるぐる」では、速く走りながらしっかり太鼓をたたこうと真剣な表情が見られた。

 いずれも年長の鈴木つかさちゃんは「かっこよかった。思い切りたたいたらドーンって音がして楽しかった」、岡悠眞君は「自分でたたいたのが楽しかった。力いっぱいたたいたら、はねてボールみたいな感じがした」とそれぞれ喜んで話した。