福岡で続く地価上昇…住宅地トップは「ドーム球場近く」マンション用地で人気 歓楽街・中洲は20%超の上昇率に

AI要約

福岡県内の基準地価が発表され、9年連続で上昇していることが明らかになった。

福岡市の再開発プロジェクト「天神ビッグバン」が地価を押し上げており、最も高い地価は910万円であることが報じられた。

商業地と住宅地でそれぞれ注目のエリアがあり、地価の動向が大きな注目を集めている。

福岡で続く地価上昇…住宅地トップは「ドーム球場近く」マンション用地で人気 歓楽街・中洲は20%超の上昇率に

土地取引などの基準となる最新の「基準地価」が17日、発表されました。

7月1日時点の福岡県内の1平方メートルあたりの平均価格は約16万7000円。

前年と比べて5%の上昇で価格が上がるのは実に9年連続です。

県内の地価を押し上げている大きな要因の1つが福岡市の再開発プロジェクト「天神ビッグバン」です。

◆記者リポート

「来年春に開業予定の通称ワンビル。その真向かいにあるこちらの地点が1平方メートルあたり910万円と、福岡県内で最も高い地価となりました」

明治通り沿いのオフィス一等地として知られる福岡市中央区天神1丁目の地価は、8年連続で県内の商業地でトップとなりました。

Q.この広さで910万円です。

◆街の人

「そんなにするんですか!でもこのあたりの地価だったら納得」

◆街の人

「高いね」

また、商業地の上昇率でトップだったのは福岡市博多区中洲4丁目。

1平方メートルあたりの地価は245万円。

去年と比べて20%を超える上昇です。

中洲の街はアフターコロナで観光客や飲食店の利用客が増えて、コロナ前を上回る活況ぶりとなっているといいます。

◆日本不動産研究所九州支社 高田卓巳次長

「(コロナ禍は)敬遠されていた分、他の用途に比べて割安で魅力的に見えていて、需要が急回復していて地価が大きな上昇率になっている」

一方、気になる住宅地の注目エリア。

県内で地価が最も高かったのは、ドーム球場からほど近い中央区地行で1平方メートルあたりの地価は59万円です。

◆日本不動産研究所九州支社 高田卓巳次長

「福岡都市圏の利便性のいいところは依然としてマンションが売れていて、近くに大型商業施設もあり、マンション用地として非常にいい土地」

また、上昇率が高かったのは西鉄雑餉隈(ざっしょのくま)駅のすぐそばにある住宅街、博多区麦野6丁目です。

地価は前の年より19%アップし、県内の住宅地でトップの上昇率となりました。