「多様性」世界に発信 「鳥の演劇祭17」13日開幕 鹿野

AI要約

国際演劇祭「鳥の演劇祭17」が鳥取市で開幕。5カ国の海外アーティストが多彩な演目を披露。鹿野町全体を使い、多様性を楽しむ機会を提供。

演劇祭は毎年開催され、今年で17回目。名物の町内周遊型演劇や展覧会が開催された。

期間中は演劇や展示のほか、魅力発見ツアーやトークイベント、地元食材のカフェなど、さまざまな企画やブースが出店。

「多様性」世界に発信 「鳥の演劇祭17」13日開幕 鹿野

 国際演劇祭「鳥の演劇祭17」(鳥の劇場運営委員会主催)が13日、鳥取市鹿野町の「鳥の劇場」をメイン会場に開幕する。「いろいろである いろいろであれ」をテーマに欧州などから5カ国の海外アーティストを招き、演劇をはじめ、サーカスや人形劇など多彩な演目を披露。鹿野の町全体を使って、多様性を楽しむ機会を届ける。29日まで。

 同演劇祭は2008年から毎年開催しており、今年で17回目。開幕前日の12日は、名物の町内周遊型演劇「鹿野タイムスリップツアー」の公開リハーサル、ローラースケートで書を描くフランスのビジュアルアーティストによる展覧会の内覧会などがあった。

 鹿野の街を周遊しながら物語が進む同ツアーのテーマは「チドリの夢デラックス」(14、15日午後4時~)。地元のほか、県内外から公募で集まった小学生から70代まで約20人が出演する。1937年に生まれ、実際に鹿野で美容師として活躍した女性の生涯を取り上げる。観客はガイドの案内で町内を歩きながら観劇できる。

 期間中は、舞台や展示以外にも、鳥取の魅力発見ツアーやトークイベント、地元食材を使ったカフェ、鳥取の手仕事や食べ物をそろえたセレクトショップなど同町内でさまざまな企画やブースの出店がある。

 中島諒人芸術監督は「多様性を楽しもうというメッセージを世界に発信したい」と話した。