塩田知事「整備費増額の可能性も」 新総合体育館・労務費高騰の声 鹿児島県議会

AI要約
鹿児島市のドルフィンポート跡地に整備予定の総合体育館の整備費が増額する可能性があることが塩田知事から示唆された。新体育館の整備はPFI事業で進められており、入札の提案書提出期限は9月27日である。県議会では不祥事対策のための費用や地震の復旧費用を盛り込んだ補正予算案が提案された。
塩田知事「整備費増額の可能性も」 新総合体育館・労務費高騰の声 鹿児島県議会

鹿児島市のドルフィンポート跡地に整備予定の総合体育館について、鹿児島県の塩田知事は12日、事業者から「労務費が高騰している」という声が上がっているとした上で、整備費が増額する可能性を改めて示しました。

県は鹿児島市のドルフィンポート跡地での新たな総合体育館の整備について、設計から運営まで民間事業者のノウハウを生かすPFI事業で進めています。

県は2024年4月に入札公告を行い、事業内容や募集条件、落札者を決める基準などをHPで公開、9月27日が入札に参加する企業が提出する提案書の提出期限となっています。

塩田知事は、12日に開会した9月議会で、これまでに事業者から熊本県でのTSMCの工場の整備などで「労務費が高騰している」との声が上がっているとしました。

そして、まずは27日の事業者からの提案を待ちたいとした上で、整備費が増額する可能性も否定しませんでした。

塩田知事

Q.整備費がさらに膨らむ可能性もある?

「その可能性はある。もし仮に(入札が)不調になった場合には事業者でどういう見積りをしたのか、詳細をまた聞きながら対応を検討することが必要」

この他、12日は不祥事が相次いだ県警が再発防止のために立ち上げた、改革推進委員会に専門家を招くための費用や、8月の日向灘を震源とする地震の復旧費用などを盛り込んだ約18億4000万円にのぼる補正予算案が提案されました。

鹿児島県議会の9月議会は10月9日までの28日間です。