【スタート】自動販売機で新米販売 岩手県盛岡市の業者  

AI要約

コメの品薄状態が続く中、岩手県盛岡市内の自動販売機業者が新米の販売を開始

吉田米穀店では県内産の新米を急きょ仕入れて販売し、売り切れが続く状況に対応

県内の刈り取りも本格化し、新米の供給が増える見込み

【スタート】自動販売機で新米販売 岩手県盛岡市の業者  

 スーパーなどではコメの品薄状態が続いています。

 その中、自動販売機でコメを販売している岩手県盛岡市内の業者が11日から県内産の新米の販売を始めました。

 吉岡伸剛キャスター

「盛岡市内のお米の自動販売機です。こちらでは県産の新米の販売がスタートしています」

 県内産の新米の販売を始めたのは自動販売機でコメを提供する盛岡の吉田米穀店です。

 11日は盛岡市と滝沢市に合わせて4か所ある自動販売機で、急きょ仕入れた『銀河のしずく』の新米合わせて1000キロを販売し、12日以降も順次販売する予定です。

 吉田米穀店でもひと月ほど前から昨年度産のコメが切れないよう販売量を調整してきましたが、特にここ2週間は、コメを補充しても売り切れる日が続き、2011年の東日本大震災で精米が追い付かなくなったとき以来の状況でした。

 そうした中、10日、盛岡近郊の生産者から早く刈り取られた新米を仕入れて自社で急いで精米。

 9月前半に新米を販売するのは異例で、専用の袋がないため、無地の袋で提供しています。

 吉田桂一社長

「ほかの『ひとめぼれ』や『つきあかり』などの新米も順次刈り取りが始まっている。もう少しで店頭にあふれるくらい新米が入ると思うので皆さん安心していただければ」

 また、県内産を中心に量販店や飲食店など幅広くコメを卸す「純情米いわて」は「県内の刈り取りも本格的に始まっているので、関係機関と協力して例年より早い9月下旬には新米を供給したい」と話しています。