給食の米「取れた~!」 園児が昔ながらの稲刈り体験 成長過程を肌で知る/兵庫・丹波市

AI要約

兵庫県尼崎市内の2保育園の5歳児37人が丹波市で稲刈り体験をし、昔ながらの方法で稲を刈り取った。

田植え体験も行い、地元産の特別栽培米を給食で使用している保育園児たちが、米の成長過程を学びながら楽しく作業をした。

園児たちは初めての経験に興味津々で、稲刈りを通じてお米の大切さを実感しました。

給食の米「取れた~!」 園児が昔ながらの稲刈り体験 成長過程を肌で知る/兵庫・丹波市

 兵庫県尼崎市内の2保育園の5歳児37人が10日、同県丹波市春日町野上野の田んぼで昔ながらの稲刈りを体験した。野上野まちづくり協議会(秋山繁之会長)の会員たちから指導を受け、鎌を片手に「ざくっ」と音をさせながら刈り取った。

 2014年8月に豪雨災害に見舞われた丹波市と連携協定を結ぶ関西国際大学系列の汐江ふたば保育園と塚口北保育園の園児が体験。両園は農薬や化学肥料を減らした同地区産の特別栽培米「春日庄米」を給食で使用している。 

 同協議会が、園児に普段食べている米の成長過程を知ってもらおうと体験の場を提供。5月には同じ田んぼで田植えを体験してもらった。

 同協議会の会員が「今はコンバインを使っているが、おじちゃんが若い頃はこれ(鎌)で刈っていた」と伝え、「回すように」と刈り方をアドバイス。園児たちは「堅い」と悪戦苦闘しつつ、稲を刈り取ると「取れた~!」と声を上げていた。

 初めて稲刈りを体験したという園児は「『ガリッ』てやるのが楽しかった。植えたお米が大きくなっていてうれしい。食べるのが楽しみ」とはにかんだ。