馬毛島自衛隊基地 完成時期3年遅れへ 人出・資材不足や地質など想定と相違も 鹿児島県

AI要約

馬毛島で進められている自衛隊基地の建設工事が3年遅れる見込みであることが分かった。

完成時期が2030年3月末になる見込みで、人手や資材不足が要因である。

市長は市民生活への影響を危惧し、防衛省に対策強化を求めている。

馬毛島自衛隊基地 完成時期3年遅れへ 人出・資材不足や地質など想定と相違も 鹿児島県

 馬毛島で進められている自衛隊基地の建設工事の完成の時期が当初より3年遅れる見込みであることが分かりました。

 防衛省は、去年1月から西之表市の馬毛島で、自衛隊基地の工事を進めています。

 工期はおおむね4年で、2027年の完成が見込まれていましたが、完成時期がさらに3年遅れて2030年3月末になる見込みだということです。防衛省の関係者がけさ西之表市役所を訪れ、こうした経緯などを説明しました。

 工期が伸びる要因に大阪・関西万博など、ほかの大型公共工事の影響で人手や資材が不足していることなどを挙げているということです。

 馬毛島の自衛隊基地はアメリカ軍空母艦載機の訓練などにも使われる予定です。

 完成時期が遅れることで訓練などの運用に影響が出ることも予想されます。

 西之表市の八板俊輔市長は「市民生活への影響が長引くことが危惧される。防衛省には、引き続き対策を強化するよう求める」などとコメントしています。