「牛乳飲んで酪農業を応援」九重町がキャンペーン 夏場は長期間給食なし…消費拡大へ自治体主導で企画

AI要約

大分県九重町で牛乳消費拡大キャンペーンが展開されている。町内の酪農家や自治体が協力し、牛乳消費量の減少に歯止めをかける取り組みが行われている。

消費者は牛乳パック側面の表示欄を集めて応募し、おおいた和牛や牛乳が当たる抽選に参加できる。町農林課は牛乳を飲んで酪農業を応援するよう呼びかけている。

キャンペーンの対象は1リットルパック製品の牛乳や乳飲料で、町内に住民票がある人が応募できる。キャンペーンを通じて牛乳消費の習慣を定着させるための取り組みが行われている。

「牛乳飲んで酪農業を応援」九重町がキャンペーン 夏場は長期間給食なし…消費拡大へ自治体主導で企画

 大分県九重町は9月末まで、町内での牛乳消費拡大キャンペーンを展開している。農協や生産者団体が取り組む例はあるが自治体によるキャンペーンは珍しく、牛乳パック側面の商品説明の表示欄を集めて応募すると、抽選で「おおいた和牛」や牛乳が当たる。町農林課は「牛乳を飲んで酪農業を応援しよう」と呼びかけている。

 同課によると、町内の酪農家は6戸で飼養頭数は384頭。年間生産量約2200トンのほぼ全量を九州乳業(大分市)に納めている。牛乳の消費量は減少傾向が続き、長期間にわたって学校給食のない夏場は特に消費が落ち込むためキャンペーンを企画した。

 対象は同社の1リットルパック製品の「牛乳」「成分調整牛乳」「乳飲料」。応募は町内に住民票があることが条件。表示欄を切り取って用紙に貼り付け、▽A賞(5枚分)おおいた和牛肉5千円分▽B賞(3枚分)牛乳1リットルパック6本▽C賞(同)牛乳200ミリリットルパック24本―の3種類から選んで応募する。

 用紙は町役場や公民館などにあり、町ホームページからダウンロードもできる。30日までに郵送(当日消印有効)か持参する。

 同課は「牛乳離れに歯止めをかけ、消費拡大につなげたい。キャンペーンをきっかけに、牛乳を飲む習慣が定着してほしい」と話している。

 問い合わせは同課畜産林業グループ(0973-76-3804)。