認知症と知りながら工事契約を結ばせる 会社役員の男ら3人を逮捕 愛媛・松山市
愛媛県松山市に住む認知症の女性が、知らない間に洗浄工事の契約を結ばされる事件が発生。
逮捕された男らは、女性の認知症を利用して5万5000円の契約を結ばせた疑い。
被害は、女性の親族がクーリングオフしたことで回避。捜査が進められている。
今年4月、愛媛県松山市に住む当時79歳の認知症の女性に対し、女性が認知症であると知りながら、汚水管などの洗浄工事の契約を結ばせたとして、準詐欺未遂の疑いで男らが逮捕されました。
逮捕されたのは、松山市内で建築業を営む会社役員(38)や元従業員の男ら3人です。警察の調べによりますと、男らは今年4月、女性が認知症であると知りながら、汚水管などの洗浄工事の契約(工事代金5万5000円)を結ばせた疑いが持たれています。
女性の親族が家を訪れた際に、洗浄工事の契約書を発見し、クーリングオフしたことで被害はありませんでした。
今年4月に特定商取引に関する法律違反で男らの会社を一斉捜索した際に、押収した物の中に今回の契約書があったことから事件が発覚しました。
警察は男らの認否を明らかにしていませんが、動機や男らの役割などについても捜査を進めるということです。