台風10号に伴うフェーンに注意 収穫間近のコシヒカリは早めの刈り取りを 胴割米にも注意 富山
AI要約
富山県では、台風10号の接近により収穫期を迎え始めたコメに影響が心配されており、早めの収穫が呼びかけられている。
コメの生育状況と対策について、県やJAでつくる県米作改良対策本部が会合を開き、注意が呼びかけられている。
主力品種である「コシヒカリ」について日照量の関係で登熟は良いが、高温による胴割米の懸念があり、刈り遅れに注意が必要である。
台風10号の接近で収穫期を迎え始めたコメへの影響が心配されます。富山県は収穫予定日に台風によるフェーン現象が予想される場合は、事前に刈り取るよう呼びかけています。
県やJAなどでつくる県米作改良対策本部が会合を開き、コメの生育状況と当面の対策を確認しました。
富山県の主力品種「コシヒカリ」については…。
富山県の担当者「気温が28.3℃と、昨年を除いた近年値とくらべますと、やや高く推移してまして、ことしも割と高温で推移したと…。ちょっと穂数が少ないということはありまして、収量はわからないんですけど日射量の関係で登熟の方は良いのかなと考えております」
「コシヒカリ」と「富富富」について、県は収穫予定日ごろに台風によるフェーン現象が予想される場合は、事前に刈り取るよう呼びかけています。
収穫日まで日数がある場合は、田んぼに水を入れてフェーンの後、すぐに抜くなど水管理を徹底してほしいとしています。
コシヒカリについては、穂が出てからの気温が高く、コメの内部に亀裂が入る「胴割米」が懸念されていて、県はもみの色付きを見ながら刈り遅れがないように呼びかけています。
コシヒカリの収穫は9月5日ごろからと見込まれています。
