中国船2隻が領海侵入 尖閣周辺、日本漁船追う

AI要約

尖閣諸島周辺で中国海警局の艦船2隻が日本の領海に侵入し、日本漁船に接近する動きを見せた。

日本の巡視船が中国艦船に退去要求を行い、漁業者の安全を確保している。

尖閣周辺では中国艦船が航行を続け、緊張が続いている。

 第十一管区海上保安本部によると、28日午前3時33分ごろから、石垣市の尖閣諸島周辺で中国海警局の艦船2隻が相次いで領海に侵入。周辺を航行する日本漁船に接近しようとする動きを見せた。尖閣周辺で中国艦船が領海侵入したのは15日以来で、今年34日目。

 2隻は「海警2103」「海警2204」で、いずれも機関砲らしきものを搭載している。日本漁船には2人が乗船し、午後3時現在、南小島周辺で操業。巡視船が中国艦船への退去要求や進路規制を行って日本漁船に近づかせないよう警戒し、漁業者の安全を確保している。

 領海外側にある接続水域では、いずれも機関砲らしきものを搭載した「海警2201」「海警2202」が航行を続けている。尖閣周辺で中国艦船が航行するのは32日連続。