前職の金澤氏が出馬表明/大間町長選

AI要約

前大間町長の金澤満春氏が次期町長選に出馬を表明

漁業や産業振興など様々な分野に取り組む意向を示す

金澤氏は過去に数度の町長選出馬経験がある

前職の金澤氏が出馬表明/大間町長選

 前大間町長の金澤満春氏(74)は26日、青森県むつ市内で記者会見を開き、任期満了に伴う次期町長選(来年1月7日告示、12日投開票)に出馬することを明らかにした。町長選への出馬は6度目。次期町長選には現職の野﨑尚文氏(68)が再選を目指し出馬を表明しており、選挙戦となることが確実となった。

 金澤氏は「自分の意志と『次も挑戦してくれ』と後押ししてくれる地域住民の声を受けた」と立候補の理由を説明。近年のイカ不漁、マグロの漁獲規制を巡り「気候や環境の変動で漁業は大変な状況。沿岸漁業者に漁獲枠の配分を手厚くしてもらうため、国などに訴えなければならない」と強調した。産業振興のほかにも教育、健康福祉、エネルギー、観光の各分野で「今まで以上に取り組みを強化したい」との考えを示した。

 金澤氏は同町出身で大東文化大卒。1976年に町役場に入り企画調整課長や助役などを歴任した。初めて出馬した2004年の町長選から3期連続で無投票当選。17年は4人が争う中、4選を果たした。21年は野﨑氏との一騎打ちに敗れた。