あの「時に名古屋も通過する」のぞみ号が初めて新大阪以西に来た日 車内販売員も耐えた「300系のすごい揺れ」とは?【新幹線・東京~博多全通50周年(13)】
2024年度は、東海道・山陽新幹線の開通から50年を迎える記念すべき年であり、RSK山陽放送が新幹線に関する貴重な動画を公開している。
初の「のぞみ号」が岡山駅に導入された際に行われたセレモニーやイベントについて紹介されている。
「ひかり幼稚園」と「のぞみ幼稚園」の園児が集まり、特別なイベントが行われた様子が描かれている。
■「東海道・山陽新幹線」記念すべき2024年度 50年前に何があった?
来年3月10日で、東海道・山陽新幹線は「東京-博多全通50年」を迎えます。
RSK山陽放送(1953年創業)は71年に渡る放送の歴史の中で、新幹線に関わる数多くの貴重動画を保存していて、「RSKイブニングニュース・YouTubeチャンネル」では、再生リスト「新幹線・貴重映像大集合」にてそのうち38本の動画を公開しています。
RSK山陽放送では、38回シリーズ(予定)で、その内容を画像を交えてインターネット記事として紹介していきます。
13回目は「速いのぞみ、安いひかり...あなたはどっち?」です。
■「時に名古屋も飛ばす」のぞみ号が岡山にやってきた!
さぁ、待ちに待った「300系」がJR岡山駅にやって来ました【画像(1)】。1993年3月18日のダイヤ改正で遂に山陽新幹線にも現れた、初めての「のぞみ号」です。
「中四国の交通の結節点」岡山駅には、今も昔も全列車が停車しますが、当時は筆者の出身地・愛知県の県庁所在地・名古屋を通過する列車もあり、その「名古屋飛ばし」に元愛知県民としてのプライドがズタボロになった覚えがあります。
■「ひかり幼稚園」「のぞみ幼稚園」の園児が集結!
それはさておき、この日JR岡山駅では「のぞみ号」デビューを祝うセレモニーが行われました。なんとプラットホームの左側には「ひかり幼稚園」の園児が、右側には「のぞみ幼稚園」の園児が集結しました【画像(2)】。
プラットホームでは、「ひかり幼稚園」の園児が「のぞみ幼稚園」の園児に帽子を被せてあげる、という粋なイベントが行われました【画像(3)】。彼らが当時年長さんならば、今は37歳くらいでしょうか。マリア・シャラポワ世代です。
そして、上り東京行きが到着しました。
園児の皆さんが集まる時間帯なので、おそらく一番列車ではないとは思います。煌々とライトを4つ照らして、300系が堂々の3番ホームに入線です【画像(4)】。