山陽新幹線、全18駅にホーム柵 JR西、2040年までに設置

AI要約

JR西日本は21日、山陽新幹線全18駅のホームに可動式ホーム柵を2040年までに設置すると発表。

乗客転落事故が増加し、数百億円の整備費を見込む。

JR西社長は「一つの事故の影響が大きいため投資に見合う」とコメント。

 JR西日本は21日、同社が管轄する山陽新幹線新神戸―博多間全18駅の全てのホームに可動式ホーム柵を設置すると発表した。「のぞみ」が停車する岡山、広島、博多などの各駅から優先的に着手し、2040年までに完了させる予定。

 山陽新幹線では20年4月以降、線路に乗客が転落する事案が少なくとも4件発生。故意に線路内に侵入する事案も発生しており、JR西はこれらへの対策に一定の効果があるとみて整備を決めた。整備費は数百億円に上る見込みだという。

 JR西の長谷川一明社長は21日の記者会見で「山陽新幹線は運行距離が長く一つの事故の影響が非常に大きいため、(数百億円の)投資に見合う」と話した。