新幹線減速「適切だった」 JR東海社長、巨大地震注意で

AI要約

JR東海の丹羽俊介社長は南海トラフ地震臨時情報を受けて東海道新幹線の一部区間で減速運転したことを正当化。

JR東海は今後、地震の検知技術が向上すれば、対応変更の可能性もあると述べた。

東海道新幹線は三島―三河安城間で最高速度を下げて運転した。

 JR東海の丹羽俊介社長は23日の定例記者会見で、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)を受けて東海道新幹線の一部区間で減速運転したのは規定通りだったとし、「適切に動けたのではないか」と話した。同社は今後、地震の検知技術が向上すれば、減速区間を狭めるなど対応変更の可能性もあるとしている。

 JR東海によると、東海道新幹線は8~15日、強い揺れや津波の被害が想定される三島―三河安城間で最高速度を285キロから230キロに落として運転した。