博多駅など山陽新幹線全駅にホーム柵設置へ 2040年までに 列車との接触や転落事故を防止 JR西日本
JR西日本は、山陽新幹線の全駅にホーム柵を設置して転落事故を防止する方針を発表しました。
2040年までに全駅に設置を目指し、新型コロナの影響で一時中断されていた工事が再開される予定です。
過去の事故を受けて、安全性向上に取り組むJR西日本の取り組みに注目が集まっています。
JR西日本は21日、博多駅など山陽新幹線のすべての駅に転落事故を防止するためのホーム柵を整備すると発表しました。
◆JR西日本 長谷川一明 社長
「ホームからの転落による列車とお客様の接触事故の防止に向けて、2040年までに全駅・全乗り場にホーム柵を整備する」
JR西日本は21日の会見で、山陽新幹線のすべての駅のホームに転落事故を防止するためのホーム柵を整備することを発表しました。
山陽新幹線では新大阪駅など一部の駅ですでに可動式のホーム柵が設置されていますが、新型コロナの影響で工事が一時中断されていました。
2040年までにすべての駅への設置を目指しているということで、博多駅では今年度から工事が始まる予定です。
山陽新幹線では2020年度以降、線路への転落事故が4件発生していて、JR西日本は「ハード・ソフトの両面からホームの安全性向上に努めていきたい」としています。