手や指、カレンダー使った数あそび 84歳の元教諭が紹介 「楽しくて孫に自慢できる」沖縄・久米島町

AI要約

元小学校教諭で県女性連合会幹事を務める翁長芳子さんが久米島町で講演会を開催し、数字の不思議や面白い計算方法を参加者に教える。

翁長さんは参加者に11から20までの数の求め方や手や指を使った数え方などを楽しく指導し、カレンダーや折り紙を活用した数遊びも行われた。

数あそびの楽しさを語る翁長さんは、イベントでの経験から数遊びのアイデアを得たと語り、参加者や地域の活性化に期待を寄せている。

手や指、カレンダー使った数あそび 84歳の元教諭が紹介 「楽しくて孫に自慢できる」沖縄・久米島町

 【久米島】元小学校教諭で県女性連合会幹事を務める翁長芳子さん(84)の講演会「数あそび」(主催・久米島町女性会)が7月20日、町老人福祉センターで開かれた。参加者は数字の不思議や面白い計算方法などを学んだ。

 翁長さんは11から20までを足した数の簡単な求め方や、手や指を使った数の数え方、折り紙を2等分する方法、カレンダーを使った数遊びを楽しく教えた。

 カレンダー遊びでは、横3、縦3の四角内の九つの数の数字の合計の求め方を「中央の数字を9倍する」と紹介。参加者らは楽しそうにうなずいていた。

 翁長さんは社会教育指導員だった1995年、イベントでイチゴ大福を42個分作ることに同僚が頭を悩ませていた時に、つきたてのもちの山から手際よく42等分にしたことで「数あそび」を思い付いたという。

 翁長さんは「数遊びは楽しい。老人会や幼児向けにも話せるし、孫にも自慢できる」と生き生きと語った。親子で参加した中村昌星さん(同町立大岳小1年)は「とても楽しかった」と笑顔。町女性会の與那明子会長も「念願の講演が実現できてうれしい。会の活性化につなげたい」と喜んだ。(比嘉正明通信員)