「これ以上やっても無駄」県の部長級職員(58)がパワハラ 長時間に渡り叱責・詰問 隣の部屋に聞こえる声で 職員複数が精神不調で出勤できず 「公益通報」受けて調査 減給の懲戒処分に

AI要約

長野県本庁の部長級職員がパワーハラスメント行為で懲戒処分を受けたことが発表された。

職員は複数の仕事仲間を叱責し、精神的な不調を引き起こしたとされる。

匿名通報により問題が浮上し、部長級職員は反省の意を示している。

「これ以上やっても無駄」県の部長級職員(58)がパワハラ 長時間に渡り叱責・詰問 隣の部屋に聞こえる声で 職員複数が精神不調で出勤できず 「公益通報」受けて調査 減給の懲戒処分に

長野県はパワーハラスメント行為で本庁の部長級職員を懲戒処分にしたと発表しました。繰り返し叱責され、複数の職員が精神の不調をきたしたということです。

減給(10分の2・3カ月)の懲戒処分を受けたのは本庁勤務の部長級の職員(58)です。

県によりますと、再三、注意・指導を受けていたにもかかわらず、2022年度と2023年度、複数の職員に対し、他の職員の前で長時間にわたり叱責・詰問をするパワハラ行為を行いました。

「これ以上やっても無駄」「何でできないの?」「勝手にやればいい」などと、廊下や隣の部屋まで聞こえる声で繰り返していたということです。

複数の職員が精神の不調をきたし、ストレスで出勤できなくなった人もいたということです。

今年4月、匿名で通報ができる庁内の「公益通報」で情報が寄せられ問題が発覚。担当部署が調査していました。

部長級職員は「反省している。被害者には申し訳ない。職務を執行するためで傷つける意図はなかった」と話しているということです。