上半期の交通死亡事故 全国ワースト 亡くなった人は72人
2024年1月から6月までの千葉県内の交通事故における死者数が72人で、全国ワースト1位であることが判明。
事故件数は減少傾向にあるものの、死者数は前年比で増加し、高齢者の死亡が目立つ。
自動車に乗車中の事故が多く、特に高齢者の単独事故が目立つ状況であり、警察は運転者に安全運転を呼びかけている。
千葉県内で2024年1月から6月までの上半期に、交通事故で亡くなった人の数は72人で、全国ワーストであることがわかりました。
千葉県警によりますと、2024年1月から6月までの上半期に県内で発生した交通事故の件数は5973件で、2023年の同時期に比べて438件減りました。
一方、交通事故で亡くなった人の数は72人で、2023年の同時期を15人上回りました。
この数は全国ではワースト1位となっています。
亡くなった人を年齢別で見ると、約半分は65歳以上の高齢者で、次いで50代、30代となっています。
死亡事故の約4割は自動車に乗車中に起きたもので、このうち約6割は高齢者で、電柱にぶつかるなどの単独事故が多かったということです。
県警の担当者は、「運転は常に事故のリスクと隣り合わせであることを自覚して、安全に注意を払ってほしい」と呼びかけています。