【独自】自民岡山県連の県議団長にセクハラ疑い 同僚女性訴え、第三者委で事実調査へ

AI要約

自民党岡山県連で県議団長がセクハラ疑惑で第三者委員会の設置を検討中。

渡辺英気県議が女性議員に性的な発言をした可能性があり、事実関係の調査が行われる。

渡辺氏はコメントを控え、県連は客観的視点で調査を進めると述べた。

【独自】自民岡山県連の県議団長にセクハラ疑い 同僚女性訴え、第三者委で事実調査へ

 自民党岡山県連で県議団長(議員総会長)を務める渡辺英気県議(68)=倉敷市・都窪郡選出=が、同僚の女性議員にセクハラが疑われる不適切な行為をした可能性があるとして、党県連が第三者委員会を設置して事実関係の調査に乗り出すことで調整に入った。複数の県連関係者が20日明らかにした。

 関係者によると、渡辺氏は6月に岡山市内での酒席で女性議員に性的な発言ををした疑いがある。県連は女性議員の訴えを受けて渡辺氏に事実確認を行ったが、双方の認識に隔たりがあることから第三者委の設置が必要と判断した。第三者委に関する県連の規定はなく、他県の事例などを踏まえて対応を検討したという。委員には外部の弁護士らの起用を想定している。

 渡辺氏は20日の山陽新聞社の取材に「ノーコメントだ」とした。県連幹事長の小野泰弘県議は「詳しい内容は言えないが、時間がかかったとしても客観的な視点で調査を進める必要がある」と述べた。

 渡辺氏は2023年に県連4役の一つで、党県議団をまとめる県議団長に就任。13~14年には県議会議長を務めた。