かつて海軍で流行したレシピを復刻 新たなご当地グルメへ期待 千葉県木更津市

AI要約

木更津市では、海上自衛隊の拠点を活かしてレシピを復刻し、地元のご当地グルメとして提供する取り組みが行われています。

「フーカデンビーフ」と呼ばれる肉料理は、旧日本海軍の食べ物であり、木更津市のホテルやレストランで提供されています。

市の関係者は、海上自衛隊の隊員のカレーライス習慣を取り入れ、「フーカデンビーフカレー」として提供する取り組みも行われています。

かつて海軍で流行したレシピを復刻 新たなご当地グルメへ期待 千葉県木更津市

 海上自衛隊の拠点がある木更津市では、かつて海軍で流行したレシピを復刻し、ご当地グルメに仕立てて地元を盛り上げようとする取り組みが行われています。

 ゆで卵を牛ひき肉で包み、蒸し焼きにしたこちらの肉料理は、「フーカデンビーフ」と呼ばれ、明治時代、旧日本海軍が食べていたとされています。

 木更津市内で新たな観光の目玉にしようと、市と、市内にある海上自衛隊などが協力して復刻し、2024年の夏から市内のホテルやレストランなどで「あるもの」に乗せて、提供されています。

 市の関係者によりますと、カレーライスは、海上自衛隊の隊員が毎週金曜日に食べる習慣があるということで、ゆかりのあるカレーライスを「ご当地グルメ」の柱に据えることが決まったということです。

 木更津市内のホテルでは皿や米の形を船のかたちに見立てるなどして、工夫しています。

 木更津ワシントンホテル ボンサルーテ 石川 和男 総料理長

 「護衛艦が出発するようなイメージで盛り付けしているので、スパイシーなカレーに仕上げて『フ―カデンビーフ』の伝統を少しでも演出できれば」

 この「フーカデンビーフカレー」は、商工会議所と市の海上自衛隊の認定を受けた9店舗でのみ提供されていて、市の関係者は今後も認定店舗を増やし、「新たな観光の目玉にしていきたい」と話しています。

 市の関係者は―

 「まだ認証店が9店舗だけなので、引き続き認証店を増やしていきながら。(グルメは)まだまだ生まれたばかりで、これから木更津といったらフーカデンビーフカレーと言われるようになったら良い」