パリ五輪の総合馬術競技団体銅 「初老ジャパン」戸本さん 「札幌記念」で誘導馬に騎乗

AI要約

戸本一真さんが札幌競馬場を訪れ、パリ五輪での団体銅メダルを披露。

戸本さんは92年ぶりの日本勢獲得となったメダルを誇りに思っている。

誘導馬に騎乗し、札幌記念など3レースに参加した戸本さんは、パリ五輪の感動を語った。

パリ五輪の総合馬術競技団体銅 「初老ジャパン」戸本さん 「札幌記念」で誘導馬に騎乗

 パリ五輪の総合馬術競技で団体銅メダリストの戸本一真さん(41)が18日、札幌市中央区の札幌競馬場を訪れた。誘導馬に騎乗して、同競技で日本勢として92年ぶりに獲得したメダルをお披露目し、大勢の観客の歓声や拍手に応えた。

 有力馬が集うGⅡレース「札幌記念」に合わせ、日本中央競馬会(JRA)が実施した。

 戸本さんは岐阜県出身。JRA馬事公苑の職員を務めながら、英国を拠点に活動してきた。日本代表選手の馬術競技で、団体でのメダル獲得は初めて。個人としては5位となり、東京大会の4位に続き2大会連続の入賞を果たした。

 誘導馬はパドックで出走馬の先頭を歩き、本馬場まで送り届ける。戸本さんは芦毛(あしげ)の誘導馬にまたがり、札幌記念(2千メートル)を含む3レースの誘導馬に騎乗した。

 「初老ジャパン」の一員として、実際にパリ五輪で競技時に着用した赤い衣服も身につけた戸本さんは「メダルをとれたことを、日に日に実感している」と振り返った。