ヤナギラン、猛暑に負けず開花 岐阜・高山市の野麦峠

AI要約

岐阜県高山市高根町野麦の野麦峠で、ヤナギランの花が見頃を迎えている。

ヤナギランはアカバナ科の多年草で、1985年ごろに地元住民有志が植えたが、数が激減し、現在は野麦峠周辺のみで見られる。

今年は7月下旬に開花し、今月20日ごろまでが見頃のピークとされ、訪れた男性も不思議な形をしていると話した。

ヤナギラン、猛暑に負けず開花 岐阜・高山市の野麦峠

 岐阜県高山市高根町野麦の野麦峠で、ヤナギランの花が見頃を迎えている。

 ヤナギランはアカバナ科の多年草で、高山帯に自生する。1985年ごろに地元住民有志が町内の国道361号沿いなどに植え、かつては群生している姿が見られたが、近年の猛暑で数が激減。現在は野麦峠周辺のみで見られ、標高1672メートルの野麦峠お助け小屋前には、30株ほどが赤紫色の花を付けている。

 市などによると、今年は7月下旬に開花し、今月20日ごろまでが見頃のピークという。大阪府高槻市から夫婦で訪れた会社員の男性(48)は「涼しい場所を求めて来た。(ヤナギランは)初めて見る花だが、不思議な形をしていてきれい」と話し、写真に収めていた。