大雨被害、調整重ね若者集う 戸沢・二十歳の祝賀行事

AI要約

大雨による被害を受けた戸沢村で20歳の集いが開かれた。

30人が集まり、大蔵村職員が激励の言葉を述べ、全員が前を向いて頑張る意志を示した。

被災した出席者も多く、「無事に式典が開催され、同級生と再会できてほっとした」とコメントが寄せられた。

大雨被害、調整重ね若者集う 戸沢・二十歳の祝賀行事

 7月下旬の大雨により、大きな被害を受けた戸沢村で20歳の集いが開かれた。自宅や実家が被災した出席者が多く、会場の村中央公民館が避難所として一時使われていたことなどから、延期の議論もあった。それでも、対象者の強い要望を受けて村が調整を重ね、開催にこぎ着けた。

 対象者37人のうち30人が集まった。加藤文明村長らが激励の言葉を述べ、実行委員長の大蔵村職員岡田琉音(るおん)さん(21)=同村津谷=が「私たち一人一人が戸沢村出身であることを誇りに思い、頑張っていく」と誓った。

 自宅の車庫や玄関まで泥が入ってきたという、飲食店従業員芳賀愛香さん(20)=同村古口=は「無事に式典が開催され、変わらない同級生の姿を見ることができてほっとした。大変な状況だけど前を向いていきたい」と語った。