豊作祈る「鹿ん舞」など披露 川根本町で児童ら「徳山の盆踊」 国無形民俗文化財
川根本町徳山に伝わる国指定無形民俗文化財「徳山の盆踊」が15日夜、同地区の浅間神社で奉納された。
徳山古典芸能保存会と地元小中生が「鹿ん舞」「ヒーヤイ」「狂言」の3種類の芸能を披露した。
鹿ん舞、ヒーヤイ、狂言など、伝統芸能の盛り上がりが感じられる地域イベントである徳山の盆踊。
川根本町徳山に伝わる国指定無形民俗文化財「徳山の盆踊」が15日夜、同地区の浅間神社で奉納された。徳山古典芸能保存会と地元小中生が「鹿ん舞」「ヒーヤイ」「狂言」の3種類の芸能を披露した。
農作物を荒らす獣を追い払い豊作を祈願したのが始まりとされる「鹿ん舞」では、町内の義務教育学校に通う6~9年生の男子が鹿のかぶり物をした紅白の綾棒を回しながら跳びはね、鹿を追い払う農民の様子を演じた。同5~9年生の女子は舞妓(まいこ)姿に身を包み、歌舞伎踊り「ヒーヤイ」を優雅に舞った。
徳山の盆踊を含む「風流踊(ふりゅうおどり)」は2022年、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された。