徳之島・母間新港でコラボで盆踊り祭り 今年最初の打ち上げ花火も

AI要約

徳之島町母間新港で母間ちゅっきゃい節祭りと東天城祭りがコラボ開催され、地元出身のアーティストや伝統芸能が披露された。

祭りでは盆踊りや楽曲「YMCA」、「ダンシングヒーロー」を踊り、40代男性は10年ぶりの帰省で息子と一緒に花火を楽しんだ。

コロナ禍を乗り越え、地元の祭りで家族が楽しい思い出を作る様子が伝えられた。

徳之島・母間新港でコラボで盆踊り祭り 今年最初の打ち上げ花火も

 徳之島町母間(ぼま)新港で8月10日、毎年恒例の「母間ちゅっきゃい節祭り」と5回目を迎える「東天城祭り」がコラボ開催され、盆前に帰省している人たちで例年以上の盛り上がりを見せた。(奄美群島南三島経済新聞)

 「母間ちゅっきゃい節祭り」は今年で29回目を迎え、地元発祥の島唄の継承を目的とした祭りでもあり、ステージ発表や来場者を巻き込んでの盆踊りが目玉。「東天城祭り」は、北部地区を持ち回りで開催する祭り。2018(平成30)年から徳之島町の町制施行60周年を記念して、町の北部地域の活性化を目的とした祭りで、今年は母間地区での開催で2つの祭りがコラボレーションした企画内容の祭りとなった。

 ステージ発表では、母間地区出身のアーティストが出演。地元で活動するシンガー安田竜馬さん、大阪で活動するレゲエシンガーMOCODAICHI(モコダイチ)さんが地元への思いを歌に込めて会場を盛り上げた。その他、伝統芸能や島唄などが披露された。

 恒例の全体盆踊りでは、ここ数年で普及してきている楽曲「YMCA」や「ダンシングヒーロー」などを織り交ぜ、老若男女が一体となって踊りの輪が広り、島内最初の花火で観客を魅了し祭りを締めくくった。東京から家族で帰省していた40代男性は「コロナ禍もあり、10年ぶりの帰省となった。地元でこんなに大きな花火が打ちあがったのは十数年ぶりで、息子が初めて見た花火でもあり感慨深く、とてもいい思い出になった」と話す。