連日の猛暑!熱中症対策のポイントは?体調変化に「気付く」ことが第一歩紫外線対策も解説

AI要約

山口県では梅雨明け以降、毎日30度以上の真夏日が続き、猛暑日も予想されている。

熱中症の疑いで病院に搬送される人が増加しており、自身や周囲の体調変化に気をつけることが重要。

特に子どもや高齢者は水分補給を適切に行うことが重要であり、熱中症は屋外だけでなく室内でも起こり得る。

連日の猛暑!熱中症対策のポイントは?体調変化に「気付く」ことが第一歩紫外線対策も解説

夏本番!にしても暑すぎる日が続いています。こちらをご覧ください。

梅雨明け以降の山口の最高気温。毎日、30度以上の真夏日。7月31日以降は予想気温ですが、35度以上の猛暑日が予想され、8月2日からは39度の予想も。紫色の枠は、熱中症の危険性が極めて高くなるおそれがある「熱中症警戒アラート」が発表された日。7月21日以降、毎日発表されています。

今年の夏、特に気をつけたいのが、熱中症です。予防や対処法のポイントを、医師に聞きました。

■「体調変化に気付く」ことがポイント

県のまとめによると、今月に入ってきのうまでに、熱中症の疑いで病院に搬送された人は364人。去年の同じ時期より67人増えています。徳山中央病院の清水弘毅医師は、1番の熱中症対策は自分や周りの人の体調の変化に気づくことだと話します。

徳山中央病院救急科・清水弘毅医師

「1つはやはり、汗のかき方がおかしいとかがあると思うんですね。もう1つは、いつもと比べてちょっと反応が鈍くないかなとか、呼びかけした時に、ちょっとぼーっとしてる気がする、いつもと違うっていうところがすべてかもしれません」

少しでも「いつもと違う」と感じたら、涼しいところで休んだり、水分や塩分を補給したりする必要があります。熱中症が疑われる場合は首回りやわきの下など、太い血管がある場所を冷やすのも効果的です。

■水分が取れない=病院へ

清水医師

「水分を口から入れられるか、入れられないかは、病院に行く行かないの判断基準になるのかなと思っています」

自力で水分を取ることができない状態は、体の危険信号。迷わず病院へ行くか、救急車を呼びましょう。

熱中症は、屋外だけで起こるものではありません。7月7日、宇部市の70歳の女性が自宅の中で倒れ、死亡しました。女性が倒れた部屋にエアコンはなく、熱中症とみられています。

■子どもや高齢者は要注意!

特に子どもや高齢者は、自分ののどの乾きに気づきにくいそうです。静かに過ごす時でも、1日最低500ミリリットルは水分をとる必要があります。清水医師はコップではなく、内容量がわかりやすいペットボトルで水分をとり、自分が1日でどのくらい水分をとっているか意識することも重要といいます。