日よけテント盗難知り寄付 大河内保に市内男性 三重・松阪

AI要約

三重県松阪市矢津町の市立大河内保育園で、日よけテントが盗まれたが、市内の男性から新しいテントが寄付された。

盗まれたテントは、園児が遊ぶ場所で使用されていたもので、早急に必要だった。

萩野園長は地域の温かい支援に感謝し、子供たちの安全を守るために新しいテントを有効活用している。

日よけテント盗難知り寄付 大河内保に市内男性 三重・松阪

 三重県松阪市矢津町の市立大河内保育園(萩野真理園長、55人)で、園児らを炎天下から守るために園庭に設置していた日よけテント1基が盗まれたのを受け、市内の匿名の男性から8日、テント1基が寄付された。萩野園長(52)は「子供たちのことを考えて寄付していただき、感謝の気持ちです」と話し、早速有効活用している。

 盗まれたのは、360センチ×240センチの遮熱テントで、園庭のプールで遊んだ園児が、シャワーで足などを洗う場所に設置していた。日光がよく当たる場所のため5月半ばから運動会が終わる10月半ばまでの予定で設置していたが、3日夜から5日未明の間に盗まれた。

 寄贈されたのは、3メートル四方の屋根付きのテント。市こども未来課を通じて盗まれたことを知った市内の男性が、8日の朝に持参して設置まで行っていったという。

 萩野園長は「地域、周りの方に心配いただき、温かい声も頂きました。地域に守られていると感じて、うれしいです」と喜んでいる。