三重県は災対本部を設置 一見知事「注意しながら生活を」 けさ会見

AI要約

気象庁が、南海トラフ地震の発生可能性が高まったため、南海トラフ臨時情報が初めて出された。県では災害対策本部を設置し、情報収集に当たった。

三重県でも同様の臨時情報が発表され、知事が県民に注意を呼び掛けた。

県では今後1週間程度は災害対策本部を維持し、警戒と情報収集に努めるという。

三重県は災対本部を設置 一見知事「注意しながら生活を」 けさ会見

 気象庁が、マグニチュード6.8以上の地震など異常な現象を観測し、南海トラフ地震の発生可能性が通常と比べて相対的に高まったと評価された場合に発表される「南海トラフ臨時情報(巨大地震注意)」が8日に初めて出されたことを受け、県は同日、148人規模の災害対策本部を設置し、臨時の庁議を開いて情報収集などに当たった。(1面に関連)

 三重県は同日午後5時に「同臨時情報(調査中)」が発表されてから情報収集に当たり、同7時から一見勝之知事が臨時記者会見を開いて、県民に注意を呼び掛けた。

 9日午前10時半からの定例記者会見でも、一見知事は県民に対して「いつ大地震が来るかも分からないので準備をしてほしい。注意情報の意味は、注意をしながら生活をするということ。避難経路や家具の固定の確認、緊急物資の期限切れなどの「確認をしてほしい」と呼び掛けた。

 また、お盆シーズンを迎え、帰省などで県外から県内に来る人に対しては「宿泊施設の中はもちろん、外でも避難経路の確認をして、地震が発生した時に即座に持っていける荷物を準備して」と語った。

 県は今後1週間程度は災害対策本部を維持し、警戒と情報収集に努めるという。