「遊泳禁止」「宿泊キャンセル」など影響広がる 初の南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」発表 大分

AI要約

気象庁が宮崎県沖の地震を受け、南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」を初めて発表。

地震による影響で大分県内では海の遊泳禁止の動きが広がっている。

震源からの津波警報や防災意識の高まり、商品の売れ行き増加などが報道されている。

「遊泳禁止」「宿泊キャンセル」など影響広がる 初の南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」発表 大分

8日の宮崎県沖を震源とする地震で気象庁は南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」を初めて発表しました。

発表を受けて県内では海の遊泳を禁止する動きなどが出ています。

気象庁によりますと、8日午後4時43分ごろ宮崎県の日向灘を震源とする地震が発生し最大震度6弱、県内では最大震度4を観測しました。

この地震で豊後水道沿岸には一時、津波注意報が発表されました。

◆気象庁

「南海トラフ地震臨時情報巨大地震注意を発表しております」

気象庁は南海トラフ地震臨時情報を初めて発表し専門家による評価検討会を開催。

今後、想定震源域とその周辺で大規模な地震が発生する可能性が平常時と比べて相対的に高まっているとして「巨大地震注意」を発表しました。

発表を受けて大分市の田ノ浦ビーチでは9日から遊泳が禁止されています。

また臼杵市の黒島海水浴場にある宿泊施設では、10日宿泊予定の2組およそ40人の予約を断ったということです。

◆TOS甲斐奈々子記者

「こちらの店舗では防災グッズや水を買い求める客が増えたことを受けレジ前に商品を移動させている」

大分市のホームセンターでは8日地震以降、水が普段の3倍の売れ行きで9日も売れ続けているということです。

気象庁は「1週間程度、特に今後2、3日は最大震度6弱程度の地震に注意して欲しい」と呼び掛けています。