南海トラフ臨時情報「巨大地震に注意」 香川県は備えの再確認を呼び掛け

AI要約

気象庁は、南海トラフ巨大地震の新たな大地震発生の恐れを発表しました。

専門家が南海トラフ地震の可能性を検討し、震源域での活動が高まったと評価されました。

香川県は市民に備蓄や避難準備を呼びかけ、県警も対策室を立ち上げました。

南海トラフ臨時情報「巨大地震に注意」 香川県は備えの再確認を呼び掛け

 気象庁は、8日、南海トラフ巨大地震の震源域で新たな大地震が発生する恐れがやや高まったとする「巨大地震注意」を発表しました。

 宮崎県で最大震度6弱を観測したマグニチュード7.1の地震を受けて、気象庁は、専門家を集めて新たな南海トラフ巨大地震が発生する可能性について検討していました。その結果、専門家からなる評価検討会は、今回の地震は南海トラフ地震の想定震源域内における陸のプレートとフィリピン海プレートの境界の一部がずれ動いたことによるものと評価しました。そして、南海トラフ沿いの震源域で新たな大地震が発生する恐れが相対的に高まったとする検討結果をまとめました。

 香川県危機管理課は、これを受け、県民に備蓄・持ち出し品の準備、避難場所の確認など、日頃の備えについて再確認するよう呼び掛ける予定だということです。

 また、香川県警は災害警備対策室を立ち上げました。県内の被害の情報収集するということです。