「南海トラフ地震臨時情報」とは “巨大地震発生の可能性”高まっていないか気象庁が調査 2時間後メドに評価結果か途中経過を発表

AI要約

気象庁が南海トラフ地震の可能性を調査中

南海トラフ沿いでの巨大地震のリスクが高まっている

地震への備えや避難計画の確認が重要

「南海トラフ地震臨時情報」とは “巨大地震発生の可能性”高まっていないか気象庁が調査 2時間後メドに評価結果か途中経過を発表

南海トラフ地震に関する臨時情報です。

8日午後4時43分ごろ、日向灘で発生した最大震度6弱の地震を受け、気象庁がマグニチュード8~9クラスの巨大地震=「南海トラフ巨大地震」が起きる可能性が高まっていないか、調査を始めました。

現時点で、巨大地震の可能性が高まっているかどうかは全く分からないので、落ち着いた対応が必要ですが、家具の固定、避難経路の確認など、地震への備えを点検してください。

東海沖から九州沖にかけての「南海トラフ」と呼ばれるプレートの境界沿いでは、

今後30年以内に巨大地震が70%~80%の確率で起きると予測されていて、最大震度は7、太平洋沿岸では大津波も想定されています。

今回、気象庁が出した「南海トラフ臨時情報・調査中」という情報は、南海トラフ周辺でマグニチュード6.8以上の地震が起きた場合や、東海から四国に設置された、地下の岩盤の伸び縮みを監視する「ひずみ計」で、普段と違う変化が観測されたときなどに発表されます。

臨時情報を受けて気象庁では、専門家が集まり、巨大地震が起きる可能性が高まっていないか評価を行います。

そして2時間後をメドに、その評価結果か途中経過が発表されます。

そこで巨大地震の可能性が高まっていると発表された場合、地震発生後では、津波からの避難が間に合わないなど一部の方に、自治体などが、避難を呼びかける可能性があります。今後の情報に注意してください。

地震の揺れで倒れないよう、家具などは固定されていますか?上から落ちてきそうなものはありませんか?点検してください。ご自身の周囲のどこに避難場所があるのか、そして、そこへのルートを確認してください。

もしも大地震の可能性が高まれば、津波からの避難を考える必要があります。海から「より遠い」場所よりも「より高い場所」に逃げるのが鉄則です。高台や「津波避難ビル」に指定された建物など、頑丈で高い建物の場所を確認してください。

また、家族との間で、いざという時の連絡手段を決めてありますか?

SNSなど、電話以外の連絡方法はありますか?ご家庭に、水や食料など、ある程度の備蓄はありますか?こうした点検を行いながら、今後、政府や自治体などが発表する情報に十分注意してください。