写真が語る戦争の悲惨さ、地上戦や投下の様子伝える 岐阜・関市で沖縄戦・原爆展 

AI要約

原爆の恐ろしさや戦争の悲惨さを伝える「沖縄戦・原爆」展が岐阜県関市で開催され、写真パネルなど約100点が展示された。

展示では広島と長崎の原爆投下、原爆ドームや被災者の写真、沖縄戦での激戦や集団自決、ビキニ環礁での水爆実験の写真が紹介された。

主催者は戦争の悲惨さを訴え、戦争の現実を知る重要性を強調して展示を行った。

写真が語る戦争の悲惨さ、地上戦や投下の様子伝える 岐阜・関市で沖縄戦・原爆展 

 広島に原子爆弾が投下されてから79年となった6日の「原爆の日」に合わせ、原爆の恐ろしさや戦争の悲惨さを写真パネルなどで伝える「沖縄戦・原爆」展が同日、岐阜県関市若草通のわかくさ・プラザで始まり、来場者が熱心に展示物に見入った。15日まで。

 関市の住民らでつくる同市平和委員会が主催。原水爆禁止日本協議会から購入した原爆の写真、日本平和委員会の沖縄戦の写真など約100点を展示。

 会場には、きのこ雲が立ち上る広島と長崎の原爆投下の様子、がれきの中にただずむ原爆ドーム、痛々しいやけどを負った人々らを記録した写真が並ぶ。太平洋戦争で地上戦が繰り広げられた沖縄戦で、米軍が上陸する様子、捕虜になった住民、集団自決から生き残った人々を捉えた写真も展示する。

 また、1954年に米国がビキニ環礁で行った水爆実験の凄惨(せいさん)さを伝える写真も紹介している。

 委員会の安田眞澄代表(74)は「ロシアのウクライナ侵攻など戦争がひとごとではなくなっている中、展示を通じて戦争の悲惨さを知ってほしい」と話す。