# 被災者

進まない公費解体 復興阻む課題は 能登半島地震から半年【報道特集】
1時間前

進まない公費解体 復興阻む課題は 能登半島地震から半年【報道特集】

能登半島地震から半年。公費による解体作業が進まない中、被災者には複雑な思いがありました。一方、迅速な再建に向けて“自費”での解体を選択する被災者がいます。浮き彫りとなった課題とは?■進まぬ公費解体 背景には住民の家や持ち物への“思い入れ”石川県珠洲市に住む橋元 泰博

被災院長「どこにも行かん」 住民診察、半年ぶり再開 能登半島地震・輪島市
2024.07.05

被災院長「どこにも行かん」 住民診察、半年ぶり再開 能登半島地震・輪島市

 「どこにも行かん」。 石川県輪島市の山あいにある三井町唯一の診療所「宮下医院」は、能登半島地震で全壊した。人口流出が進む中、宮下隆司院長(67)は再建を一時諦めかけた。しかし地域住民の声を受け、被災半年を控えた6月下旬に診察を再開。被災者の健康と心を支えている。 

大雨被害の農家、野菜100円で販売 復興支援への感謝込め 7月5日~7日 佐賀県唐津市七山の「ななのゆ」で
2024.07.04

大雨被害の農家、野菜100円で販売 復興支援への感謝込め 7月5日~7日 佐賀県唐津市七山の「ななのゆ」で

 昨年7月の大雨で大きな被害を受けた唐津市七山の農家たちが5~7日、復興支援の感謝を込め、野菜を100円で販売する。被災者らの入浴を支援した「鳴神温泉ななのゆ」が企画し、地元のNPO法人が協力する。新鮮な夏野菜とともに、復旧に向けて歩みを進める七山をアピールする。 ななのゆは大雨

「市長は自分のわがままと指導力を取り違えている」被災者が復旧計画の遅れを痛烈に批判 熱海土石流災害から3年
2024.07.03

「市長は自分のわがままと指導力を取り違えている」被災者が復旧計画の遅れを痛烈に批判 熱海土石流災害から3年

静岡県熱海市を襲い、28人が犠牲になった土石流。発災から3年が経過しても復旧工事はまだ用地買収すら完了していない。被災者のひとりは「市長は自分のわがままと指導力を取り違えている」と批判し、道路の整備計画に被災者の意見を反映するよう求めている。28人の命と多くの住宅、そして大勢の人

「成長した姿を見せてやれないつらさ」妻を失った男性の哀切 熱海土石流直前に誕生の孫は3歳に 静岡
2024.07.03

「成長した姿を見せてやれないつらさ」妻を失った男性の哀切 熱海土石流直前に誕生の孫は3歳に 静岡

2021年7月に静岡県熱海市で発生した土石流で妻を失った男性は、亡くなる1週間前に撮影した妻と生まれたばかりの孫の写真を大切にしている。発災から3年が経ち、孫は3歳になった。男性は「孫を見ると、成長した姿を見せてやれないつらさを感じる」と妻をしのぶ。2021年7月3日に静岡県熱海

岸田首相は誰に寄り添っている? 能登半島被災者施設視察は「7分」、経団連関係者との会食は「2時間半」
2024.07.03

岸田首相は誰に寄り添っている? 能登半島被災者施設視察は「7分」、経団連関係者との会食は「2時間半」

「政府・地元が一体となって被災者に寄り添い、生活と生業をしっかり支えていく息の長い取組を続けてまいります」 今年1月末。岸田文雄首相(66)は施政方針演説で、元日に発生した能登半島沖地震の復旧、復興に向けてこう声を張り上げていた。 あれから半年経ち、今も避難所生活を

熱海土石流3年、用地買収進まず 帰還2割、市民と行政の確執も
2024.07.02

熱海土石流3年、用地買収進まず 帰還2割、市民と行政の確執も

 28人が犠牲になった静岡県熱海市の大規模土石流災害から3日で3年。被災地では、土石流が下った河川と道路の整備は必要な用地買収が進まず完了がずれこみ、町の再生の遅れが懸念される。昨年9月に警戒区域が解除されたが、帰還した住民は2割ほど。市の復興計画や宅地復旧を巡り被災者と行政の確執も生まれ、専

能登地震で「近所付き合い減」6割超、それでも「地元に住みたい」8割…被災者アンケート
2024.07.02

能登地震で「近所付き合い減」6割超、それでも「地元に住みたい」8割…被災者アンケート

 読売新聞が能登半島地震の被災者96人に聞いたアンケート調査では、地震前と比べて近所付き合いが「減った」「なくなった」との回答が6割を超えた。避難生活や移転を強いられ、地域のつながりが希薄になっている。一方、地元に住みたいと回答した人は8割超と、発生1か月の時点と変わらず、被災者は復旧が進まな

萩市が避難指示発令…明木、佐々並地区
2024.07.02

萩市が避難指示発令…明木、佐々並地区

午前9時45分、萩市は避難指示を発令。明木 421世帯(803人)、佐々並 263世帯(531人)、合計 684世帯(1334人)

X670万回閲覧 発生から半年の能登大地震で注目「畳の避難所」設置の経緯をプロジェクト発起人に聞いた
2024.07.02

X670万回閲覧 発生から半年の能登大地震で注目「畳の避難所」設置の経緯をプロジェクト発起人に聞いた

 今年元日、石川県能登半島を襲った震度7もの大地震。能登半島地震が発生してから半年が経った。「最大617人が身を寄せた石川県輪島市の小学校では当初、水や食料の備蓄はなかったと報じられました。1月中旬には新型コロナやインフルエンザもまん延したと言いますし、被災者が体を休めるための段

金沢経済新聞・上半期PVランキング 能登半島地震復興関連記事が上位に
2024.07.01

金沢経済新聞・上半期PVランキング 能登半島地震復興関連記事が上位に

 金沢経済新聞の2024年上半期PV(ページビュー)ランキングは、能登半島地震からの復興や支援に関わる記事が多くランクインした。(金沢経済新聞) 同ランキングは、今年1月1日から6月30日までの半年間に配信した「ヘッドラインニュース」のPVを集計したもの。1位は、7月6日・7日に

「体内年齢36歳」佐藤ヒデさん(93)に学ぶ健康法【東京支局長コラム】
2024.07.01

「体内年齢36歳」佐藤ヒデさん(93)に学ぶ健康法【東京支局長コラム】

 2011年3月11日、日本列島の東北地方である岩手県陸前高田市を最大で高さ17メートルに上る津波が襲った。日本の観測史上最大級となったマグニチュード9.0の東日本巨大地震だ。人口2万4000人余りの小都市で約1800人の住民が津波に流され、死亡し、行方不明となった。陸前高田市は、最もひどい津

地震から半年「あっという間」 能登半島、仕事や住居に不安も
2024.07.01

地震から半年「あっという間」 能登半島、仕事や住居に不安も

 石川県の能登半島地震の被災者らは複雑な思いと共に、発生半年の7月1日を過ごした。「あっという間の半年」「まだ何も考えられない」。仕事や住居の不安が消えない人もいる。地震発生時刻には各地で犠牲者に祈りがささげられた。 午後4時10分。珠洲市立宝立小中近くでは、同級生を亡くした前出

能登地震被災者、元の生活「戻るまで10年超」「戻らないと思う」が計3割超…読売アンケート
2024.07.01

能登地震被災者、元の生活「戻るまで10年超」「戻らないと思う」が計3割超…読売アンケート

 能登半島地震の発生から1日で半年となった。読売新聞が被災者にアンケート調査を実施し、被災前の生活に戻るまでの時間について尋ねたところ、「10年超」「戻らないと思う」と回答した人が合わせて3割を超えた。発生1か月の時点で行った前回調査の約1・5倍に増えており、生活再建の展望を持てない被災者の実

能登半島の仮設住宅、74%完成 いまだ地元に戻れぬ被災者も
2024.07.01

能登半島の仮設住宅、74%完成 いまだ地元に戻れぬ被災者も

 石川県で最大震度7を観測した能登半島地震は1日、発生から半年となった。石川県では6月末時点で市町が必要としている仮設住宅の74%に当たる計5006戸が完成。被災者の応急的な住まいの確保が進む一方、地元を離れて暮らす被災者もいまだに多く、本格的な生活再建への支援が重要となる。甚大な被害を受けた

【能登半島地震から半年】輪島塗・漆器を活用 盛岡市の社団法人が支援 岩手県
2024.07.01

【能登半島地震から半年】輪島塗・漆器を活用 盛岡市の社団法人が支援 岩手県

 元日に発生した能登半島地震から1日で半年です。 岩手県盛岡市の社団法人「SAVE IWATE」は現地で被災者から譲り受けた輪島塗の漆器を活用した支援活動に取り組んでいて、9日火曜日から販売会を行います。 原周太記者「こちら石川県の伝統工芸品、輪島塗で

「やっと半年」「日常ない」 能登半島地震の被災地、犠牲者しのぶ人々
2024.07.01

「やっと半年」「日常ない」 能登半島地震の被災地、犠牲者しのぶ人々

元日に起きた能登半島地震は1日で発生から半年となった。甚大な被害を受けた石川県内では、発生時刻の午後4時10分を中心に、犠牲になった家族や知人らの冥福を祈り、日常を取り戻そうとする被災者の姿があった。「やっと半年、という気持ち」。自宅が半壊した輪島市の主婦、土井正子さん(60)は

【能登半島地震から半年】仮設への入居進むが、倒壊建物の解体の進捗はわずか12%で街は痛々しい姿のまま
2024.07.01

【能登半島地震から半年】仮設への入居進むが、倒壊建物の解体の進捗はわずか12%で街は痛々しい姿のまま

元日夕に発生した登半島地震から半年を迎えた。地震による犠牲者は281人で、平成以降の地震災害では東日本大震災、阪神・淡路大震災に次ぐ規模。インフラの復旧が進み避難所は解消しつつあるが、倒壊家屋の多くが手つかずの状態。元日の午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とするマグニチュー

遅すぎる! 能登半島地震から半年でも復興進まず…SNSには岸田政権への怒りの投稿が
2024.07.01

遅すぎる! 能登半島地震から半年でも復興進まず…SNSには岸田政権への怒りの投稿が

 能登半島地震の発生から1日で半年。地震による犠牲者は281人となり、平成以降の地震災害では東日本大震災、阪神・淡路大震災に次ぐ規模となった。 被災地では仮設住宅の建設が進み、アパートなどを行政が借り上げる「みなし仮設」を含めると約1.7万人が避難生活を余儀なくされているという。

能登半島地震から半年、メディアが伝えない被災者たちの悲痛な本音と非情な現実
2024.07.01

能登半島地震から半年、メディアが伝えない被災者たちの悲痛な本音と非情な現実

今年の元日に発生した能登半島地震から半年、被災地以外の地域に暮らす人々の目に能登の現状はどう映っているだろうか。【小暮聡子(本誌記者)】地震直後に3万4000人余りいた石川県の避難者は、旅館などへの2次避難を含めて2394人にまで減った(6月18日時点)。2月からは仮設住宅への入