レギュラーガソリン全国平均3週連続値下がり 県内横ばい(7月29日時点)

AI要約

ガソリン価格が高止まりの状態が続く中、消費者は支出を抑えるための工夫をしている。

政府の補助金により価格抑制が行われているものの、過去5年間の価格推移を見ると高値が続いている。

ガソリンスタンドは企業努力を続けながらユーザーにサービスを提供し、同時に車両の点検や整備の重要性も訴えている。

生活に欠かせないガソリンの価格は依然、高止まりの状態が続いています。8月に入り、お盆休みなどで遠くに出かける機会が増えるこの時期ですが物価高騰の影響もあってか消費者からはできるだけ支出を抑えたいという声が聞かれます。

経済産業省が発表したレギュラーガソリン1リットル当たりの7月29日時点の県内の平均小売価格は175円50銭で、前の週と同じでした。全国平均は3週連続で値下がりし174円90銭でした。政府が石油元売り会社に支給している補助金で、30円70銭の抑制効果があったということです。

しかし、2019年から過去5年のガソリン価格の推移をみると、新型コロナウイルスの流行により需要が減った影響で2020年7月の最後の週の県内の平均価格は132円20銭でしたが、その後は右肩上がりに。ピークとなった去年9月と比較して全国平均で11円60銭、県内平均で10円90銭、値下がりしているものの価格は依然高止まりの状態が続いています。

8月に入り、お盆をふるさとや行楽地で過ごす機会が増えるこの時期。食品や電気、ガスをはじめ物価高騰による影響で家計への負担も増える中ガソリンスタンドに訪れた消費者からはできるだけ支出を抑えて乗り切りたいという声が多く聞かれました。

またガソリンスタンドは企業努力を続けながらガソリンを提供できればと話しています。一方、長距離移動が増えるこの時期タイヤのバーストや連日の猛暑でエアコンの使用頻度が増えるためバッテリーの消耗など事前の点検や整備の重要性を訴えています。