橋本元川俣高教諭が代表コーチ 小中学生「将来 同じ舞台に」

AI要約

パリ五輪で躍進したフェンシング日本代表には、男子サーブルコーチとして福島県の元川俣高教諭の橋本寛さんが帯同した。

橋本さんは東京都出身で、バルセロナ五輪に男子サーブルで出場し、後に福島県の高校でフェンシング部顧問を務めた。

川俣町の関係者や町のフェンシングスポ少コーチ、子供達は、橋本さんの功績や日本代表の活躍に誇りを感じている。

橋本元川俣高教諭が代表コーチ 小中学生「将来 同じ舞台に」

 パリ五輪で躍進したフェンシング日本代表には、男子サーブルコーチとして福島県の元川俣高教諭の橋本寛さん(59)=NEXUS FENCING CLUB=が帯同した。橋本さんと親交のある川俣町の関係者からは、祝福の声が上がった。

 橋本さんは東京都出身で、バルセロナ五輪に男子サーブルで出場した。本県の高校教諭となり1995(平成7)年のふくしま国体を戦った。福島商、岩瀬農、川俣の各高校でフェンシング部顧問を務め、後進育成に尽力した。川俣町フェンシングスポ少コーチを務める田代大幸さん(40)は川俣中時代、福島商高教諭だった橋本さんの下に通い指導を受け、サーブルの腕を磨いた。「川俣ゆかりの指導者が日本をけん引している。大変うれしく思う」と笑顔を見せた。

 同スポ少で練習に励む小中学生らは、日本代表の活躍に刺激を受けている。日本フェンシング協会のサーブルU14育成指定選手となっている田代凌雅さん(14)=川俣中3年=は「日本の競技レベルが年々上がっているのを実感した。将来は自分も五輪の舞台に立ちたい」と言葉に力を込めた。県フェンシング協会の佐藤金正会長は「日本代表の活躍は子どもたちに夢と希望と感動を与えてくれた」とたたえた。