ジェンダー、障害、差別と報道機関はどう向き合っているのか 京都で多様性テーマの企画展

AI要約

世の中の多様性とメディアの在り方を考える企画展が京都で開催された。ジェンダーや障害、差別の問題に向き合う報道機関の取り組みなどが紹介された。

地方紙や国際女性デーの報道、知的障害者の投票サポートなど、さまざまな記事や取り組みが展示された。担当記者との連携や授業例も紹介された。

会場は市立芸術大A棟7階で、30日まで開催される。入場は無料で、土日曜と祝日は休館となる。

ジェンダー、障害、差別と報道機関はどう向き合っているのか 京都で多様性テーマの企画展

 世の中の多様性とメディアの在り方を考える企画展「多様性 メディアが変えたもの、メディアを変えたもの」京都巡回展が5日、京都市下京区の世界人権問題研究センターで始まった。ジェンダー(社会的・文化的性差)や障害、差別の問題に向き合う報道機関の企画記事、取り組みなど100点以上を紹介している。

 企画展を昨年催したニュースパーク(日本新聞博物館、横浜市)と、NIE全国大会京都大会実行委員会が主催、同センターが共催する。

 男女平等度を表す「都道府県版ジェンダー・ギャップ指数」や関連する地方紙の記事、国際女性デー(3月8日)の報道に込める各新聞社の記者の思いを紹介している。

 知的障害者の投票行動をサポートする「やさしい投票ガイド」の作成(岩手日報社)や、被差別部落の問題のこれからを自身の経験からつづった連載(西日本新聞社)、ジェンダーに関する企画記事「OurVoices」(京都新聞社)とともに、担当記者と連携した京都先端科学大付属高の授業例も展示した。

 会場のセンターは市立芸術大A棟7階。30日までの午前9時~午後5時。土日曜と祝日は休館。入場無料。