【テニス】フランスPMCラジオ解説者が性差別発言 フランス女子記者協会などが抗議文

AI要約

フランスのラジオ解説者が、女子テニス試合の中継で性差別発言を行い問題となった。

発言は女性記者団体によって問題視され、国際社会でも問題となる可能性がある。

過去にも同様の発言があり、解説者が試合から外れる事例もあった。

 フランスのラジオ解説者が、性差別発言で問題となった。AP通信は2日、「フランス女性記者協会とフランススポーツ記者協会が、パリオリンピック(五輪)女子テニス試合をラジオで生放送した際に出た差別発言を問題視した」と報じた。

 問題のシーンは、女子ダブルスのイタリア-フランス戦。中継したRMCラジオの解説者は「左の選手(イタリア代表サラ・エラニ)は皿洗い、料理、掃除を全部やる大将」と発言した。APは、この解説者が家事を女性がやることと決めつけたことが問題との論調だった。

 フランス女性記者協会など2つの団体は「性差別的で女性軽視発言は国際社会で許される問題ではない。ヨーロッパの他の国で同等の発言があったら制裁があるだろう」と声明文を発表した。

 パリ五輪では、先月27日、英ユーロスポーツの競泳解説者が「女性は化粧をして遊んでて…」と発言し、翌日の試合から解説者名簿から外れた例がある。