花笠まつり、きょう5日開幕 山形が熱くなる3日間

AI要約

第62回山形花笠まつりが山形市中心部で開催される。

前夜祭では安全と繁盛を祈願する神事が執り行われ、関係者が参加した。

祭り当日はパレードや清掃活動が行われる予定だ。

 山形市中心部の目抜き通りを会場とする第62回山形花笠まつりが5~7日に開催される。開幕前日の4日は、安全を祈願する行事が行われ、通りを歩行者天国としたイベントが開かれた。

安全と繁盛を祈願、祭神祭る苅田嶺神社で関係者

 山形花笠まつりの祭神・蔵王大権現を祭る山形市下宝沢の苅田嶺(かったみね)神社で前夜祭が行われ、関係者が御神火をたいまつにともし、まつりの安全と繁盛を祈願した。

 蔵王大権現保存会(佐藤敏(さとし)会長)や、県花笠協議会、地元の東沢小などから計約100人が参加した。神事では各種団体の代表が玉串をささげ、共に同小6年の石沢龍青さん(11)、横山紗恵(さあや)さん(11)がたいまつに採火した。引き続き同校児童が花笠踊りを披露した。

 佐藤会長は「熱中症に気を配りつつ、好天に恵まれることを祈る。例年以上のにぎわいを期待している」と話した。

ごみ拾いへの協力、来場者に呼びかけ・JT山形支社

 日本たばこ産業(JT)山形支社は、花笠サマーフェスティバルなどが開かれた会場で市民参加型の清掃活動を繰り広げた。

 JTが全国各地で展開する「ひろえば街が好きになる運動」で、県たばこ販売協同組合との共催。会場内に設けたブースを拠点に、来場者にビニール袋などを配ってごみ拾いへの協力を呼びかけた。可燃物と不燃物に分けて回収し、墨谷健二支社長は「拾う体験を通じて捨てない気持ちを持ってもらいたい」と話した。

【初日のパレード順】

 ◇先頭集団 県花笠協議会舞踊指導員会、山形花笠まつり大提灯、蔵王大権現山車(大王製紙)、花笠舞踊団、山形新聞グループ、富士通JAPAN

 ◇第1集団 山車(NTTグループ=矢野秀弥県花笠協議会長・山形商工会議所会頭、佐藤孝弘山形市長、長谷川幸司山形市議会議長、ミス花笠)山形市議会、山形市役所、県庁花笠愛好会、山形一小、板橋区山形県人会、山形県人東京連合会「練馬区山形県人会」、千葉花笠会成田、ヤマザワ

 ◇第2集団 山車(JA全農山形=折原敬一JA山形中央会・連合会共通会長、モンテディオ山形選手)JAグループ山形、山形銀行、チビザイル、中山町豊田小6年にじいろ組、文京花笠愛好会、ストリートKIDS宝島、フェティア★フラ&タヒチアンダンスYamagata、立正佼成会山形教会