名古屋線運航スタート 釧路空港、初便に168人【釧路市】

AI要約

日本航空(JAL)釧路―名古屋(中部)線の季節運航が1日始まり、北海道の釧路空港で歓迎セレモニーが行われた。

初便は名古屋から168人を乗せ15分遅れで到着。観光協議会のメンバーらが歓迎の横断幕を掲げ、乗客に観光パンフレットやお菓子を提供。

釧路―名古屋線は11年目で予約率が好調。名古屋行きの利用も増加中で、週3便で運航している。

 日本航空(JAL)釧路―名古屋(中部)線の季節運航が1日始まり、北海道の釧路空港では到着便の歓迎セレモニーが行われた。初便は名古屋から168人(うち赤ちゃん6人)を乗せ15分遅れで到着し、くしろ広域観光誘致推進協議会(会長・蝦名大也釧路市長)のメンバーらが「ようこそひがし北海道へ」と書かれた横断幕を掲げ、観光パンフレットやお菓子などを乗客に手渡した。

 実家のある厚岸町に帰省するため、夫と子供4人で搭乗した岐阜県各務原(かかみがはら)市の水島千尋さん(42)は「直行便は便利で助かります。避暑も兼ねてゆっくりしたい」、長男の蒼亮君(9)は「岐阜にはない海が楽しみ。珍しい貝で工作を作る」と笑顔で話した。

 名古屋行きの折り返し便には約40人が搭乗し、約15分遅れで出発した。同線の季節運航は今年で11年目。JAL釧路支店によると、ツアーやスポーツ合宿での利用が好調で今季の予約率は前年を上回っているという。千里博之支店長は「名古屋行きの利用も増やしていきたい」としている。

 釧路―名古屋線は31日まで週3便(火、木、土曜)各1往復する。名古屋発が午前11時20分(釧路着午後1時10分)で、折り返しの釧路発は午後1時50分(名古屋着同3時45分)。機材はボーイング737─800型機(165席)。