被災地4団体、太鼓共演 南砺で氷見、七尾、輪島、志賀の保存会

AI要約

南砺市福光の中心商店街で、能登半島地震で被害を受けた氷見、七尾、輪島、志賀の太鼓団体が共演し、被災地に元気と勇気を送った。

4つの太鼓団体が福光ねつおくり七夕祭りのステージで演奏し、来場者から大きな拍手を受けた。

和倉いでゆ太鼓、輪島キリコ太鼓、志賀豊年力太鼓も参加し、震災に負けない心意気を示した。

被災地4団体、太鼓共演 南砺で氷見、七尾、輪島、志賀の保存会

 南砺市福光の中心商店街で28日、能登半島地震で被害を受けた氷見、七尾、輪島、志賀の3市1町の太鼓団体が共演した。第69回なんと福光ねつおくり七夕祭り(富山新聞社後援)最終日のステージイベントで実現し、4団体のメンバーが勇壮な演奏で被災地に元気と勇気を送った。

 出演したのは、氷見有磯太鼓、和倉いでゆ太鼓、輪島キリコ太鼓、志賀豊年力太鼓の4保存会。福光もちつき太鼓保存会が氷見の保存会を通じて、震災で活動の場が減った和倉いでゆ太鼓に出演を打診し、輪島、志賀の保存会も加わった。

 東町交差点近くの特設ステージに立った4団体は即興で「能登半島復興太鼓」を演奏した。震災に負けない心意気を示し、来場者から大きな拍手が送られた。

 和倉の山元宏幸さん(57)は「復興は道半ばだが、太鼓仲間が声を掛けてくれ、感謝しかない」と話した。氷見の西川雅清会長(50)は「太鼓も復興にも県境はない。今後も一歩ずつ歩みたい」と語った。