福島学院大短期大学部の学生8人 トラック運転手向けヘルシー弁当開発

AI要約

福島学院大短期大学部食物栄養学科の学生がトラック運転手向けのヘルシー弁当を開発し、広報誌に掲載。弁当は栄養バランスを考慮し食べやすく、食べ応えもある。

県トラック協会によると、トラック運転手の健康課題を改善したいというニーズがあり、学生が協会に協力。お披露目会では試食が行われ、評価された。

協会は健康的な働き方につなげ、業界のイメージアップを目指すと話している。

福島学院大短期大学部の学生8人 トラック運転手向けヘルシー弁当開発

 福島学院大短期大学部食物栄養学科の学生8人は福島県トラック協会の委託を受け、トラック運転手向けのヘルシー弁当を開発した。運転手の生活習慣病などが課題となる中、協会広報誌に作り方を掲載して、健康改善につなげる。27日、福島市の学内で弁当のお披露目会が開かれた。

 開発したのは肉巻きおにぎり、バターロールサンド、しょうが焼きうどん、小松菜と卵の炒め物など。栄養バランスを考慮しつつ、業務の合間でも食べやすく、十分な食べ応えを感じられるよう工夫した。

 県トラック協会によると、トラック運転手のメタボリック症候群や高血圧の割合は全産業より高い傾向にある。食事を通じて改善を進めたいと、福島学院大に協力を求めた。

 お披露目会では学生が料理の特徴を説明。協会の佐藤信成会長ら10人ほどが試食し、彩りや味付け、作りやすさを評価した。佐藤会長は「健康的な働き方につなげ、業界のイメージアップを目指す」と話した。