首都高、阪神、北海道で解禁 「連結トラック」9月から拡大 政府

AI要約

政府は25日、トラック運転手不足の「2024年問題」に対応策を決定した。

「ダブル連結トラック」の解禁や「自動物流道路」の社会実験など、物流改善策が具体化された。

東京―大阪間での導入を見据え、輸送効率やコストを検証する取り組みが進められる。

 政府は25日、トラック運転手が不足する物流の「2024年問題」に関する関係閣僚会議を開き、今後の対応策を決めた。

 1台で大型トラック2台分の荷物を運べる「ダブル連結トラック」について、9月から首都高速道路、阪神高速道路、道央自動車道での走行を解禁するのが柱。通行可能区間は2割超拡大し、計6330キロとなる。北海道内での導入は初めて。

 対応策には、高速道路の中央分離帯などで自動カートが荷物を運ぶ「自動物流道路」で、27年度までに新東名高速道路の一部区間で社会実験することも盛り込んだ。輸送量が最も多い東京―大阪間での導入に向け、輸送効率やコストを確かめる。