【管理栄養士監修】夏休み、とくにこの栄養素をとるべし!夏バテによる「体調不良」「やる気ダウン」を防ぐ、おすすめ食材や取り入れ方のコツをご紹介!

AI要約

夏休みに入ると食事に偏りがちな子どもたちのために、管理栄養士のママが栄養素の重要性を解説。

夏バテ対策として、糖質ばかりではなくビタミンB1やたんぱく質を意識的に摂取することが重要。

ビタミンB1やたんぱく質が豊富に含まれる食品や取り入れ方を紹介。

【管理栄養士監修】夏休み、とくにこの栄養素をとるべし!夏バテによる「体調不良」「やる気ダウン」を防ぐ、おすすめ食材や取り入れ方のコツをご紹介!

子どもたちが夏休みに入ると、食べるものが偏ったり、食事の準備が大変で頭を悩ませる人も多いのでは? 

この記事では、小学生の女の子ママであり、管理栄養士であるゆかりさんに、夏バテによる「体調不良」や「やる気ダウン」を避けるためにとくに意識してとってほしい栄養素を紹介してもらいます。

手軽に手に入りやすい栄養豊富な食材や、それらの取り入れ方のコツなどにも触れているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

暑さが厳しくなると、普段よりも体力を消耗しやすくなり、食欲が落ちる傾向にあります。いわゆる、夏バテの状態です。

そんなときでも食べやすいのが、冷たくて喉ごしのよい麺類ではないでしょうか? 

そうめん、うどん、冷やし中華など、いろいろとありますが、食べるときに注意してほしいのが具の種類や量です。

とくに、そうめんやうどんはおかずなしで汁と薬味だけでも、食べ進めやすいため要注意!

どの麺類にもいえることですが、その栄養素の多くが糖質(炭水化物)で占められています。

おかずが不足していると、糖質をエネルギーに変えるビタミンなどが補給できないため、体はエネルギー不足に陥ってしまう可能性が……。

糖質ばかりに食事が偏りがちな時には、糖質をエネルギーに変える「ビタミンB1」が多い食品を積極的におかずなどでとり入れていきましょう!

・豚肉全般(ハム、ベーコン、ソーセージなどの加工品も含む)

・たらこ

・青のり、焼きのり、岩のり

・うなぎ

・いくら、すじこ

・ぬか漬け、みそ漬け、ぬかみそ漬け

・抹茶(粉末)、ケールの青汁

ビタミンB1は、こういった食品に多く含まれていますよ。

ビタミンB1を多く含む食品の中には、たんぱく質を多く含む食品も混じっています。

たんぱく質は、筋肉や血液をはじめ、全身の細胞をつくる材料となっています。

そんなたんぱく質が不足してしまうと、夏バテとは別に貧血になる可能性も……。

貧血の症状にも、夏バテと似たような体調不良が起こるため、注意しましょう。

つぎのような食品をプラスして、たんぱく質も十分に摂れるようにしたいですね。

・肉

・魚

・卵

・大豆製品

・牛乳、乳製品

これらの種類は幅広くありますが、水分量が少ないものや乾燥品を選ぶと、少ない量でも多く栄養素が含まれています。

そのため、食事量が多くない人や効率よくとりたいという場合には、つぎのような食品を参考にしてみてください。

ビーフジャーキー、するめ、さきいか、煮干し、干しえび、ちりめんじゃこ、きなこ、スキムミルクなど。

また、脂身や皮がついていない肉を選ぶのもおすすめ!

赤身部分が多い肉、脂肪が少ないささみ、皮なしの鶏肉であれば、脂身や皮付きのものと比較すると同じ量でもより多くの栄養素がとりやすくなりますよ。