31日閉店の岐阜高島屋「最後の週末」長蛇の列 

AI要約

岐阜高島屋が47年の歴史に幕を下ろすため、閉店前の最後の週末に大勢の客でにぎわっている。

最後のセール「岐阜タカシマヤ感謝祭」が始まってから客足が増え、店内は賑わいを見せている。

地元の人々からは「唯一の百貨店がなくなるのは残念だが、この地域に残ってほしい」という声が上がっている。

31日閉店の岐阜高島屋「最後の週末」長蛇の列 

 今月31日に47年間の歴史に幕を下ろす岐阜高島屋(岐阜市日ノ出町)は27日、閉店前の最後の週末を迎えた。店内は各階とも大にぎわいで、各所で長蛇の列ができており、従業員らに「長い間ありがとうございました」と声をかける客の姿も見られた。

 1日に最後のセール「岐阜タカシマヤ感謝祭」が始まって以降、客足が一段と伸びている。営業最終日が近づくにつれ、東入り口前ではスマートフォンで記念写真を撮る人の姿が目立つようになっている。

 27日も開店前から大勢の人が並んだ。食料品売り場にある回転焼きの製造販売「御座候」は行列が途切れず、「最後尾」と書かれたプラカードを持った従業員が立ち続けた。各階のセールも好調で、お値打ち商品や季節商品の売れ行きが特に良く、レジを待つ長い列ができた。

 来店した地元の主婦(61)は「唯一の百貨店がなくなるのは惜しい。お客さんが付いているテナントが多いので、この地域に残ってほしい」と話していた。