マンゴーの出荷最盛期 昨年より2週間早く 鹿児島県沖永良部島

AI要約

沖永良部島で生産されているマンゴーの出荷が最盛期を迎えている。今年は果実肥大が早く、収穫が2週間ほど早まっている。

沖永良部果樹生産組合所属の生産者数や生産量、生産額などが報告されている。

定期船欠航による混乱はなく、和泊町の伊村農園では収穫作業が進んでいる。マンゴー栽培の技術向上に期待が寄せられている。

マンゴーの出荷最盛期 昨年より2週間早く 鹿児島県沖永良部島

 鹿児島県沖永良部島で生産されているマンゴーの出荷が最盛期を迎えている。各生産者の栽培状況で異なるが、今年は前年より果実肥大が早く、収穫も2週間ほど早まっているという。

 和泊、知名両町の担当課によると、今年は沖永良部果樹生産組合所属の生産者が92戸(和泊47戸、知名45戸)。2023年産実績は生産量43.9トン(和泊28トン、知名15.9トン)、生産額9033万円(和泊6010万円、知名3023万円)。

 沖永良部島では24日から定期船が欠航しているが、26日現在、島外出荷ができないことによる大きな混乱はないという。定期船は27日から寄港する予定。

 和泊町の伊村農園では26日、スタッフが収穫、箱詰め作業に追われていた。同農園のほ場でも例年より2週間ほど果実肥大が早く、既に9割超の収穫を終えたという。栽培を始めて9年目という伊村達児代表(55)は「マンゴー栽培は難しいが、組合で研修にも行き、島全体の技術は上がってきているように感じる」と笑顔で語った。